鈴木家のアイデア

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誰にでもやさしい家のアイデア

自宅を建ててから10年。家族形態も夫婦2人の生活から、子供が産まれ家族4人のライフスタイルになりました。夫婦2人から家族4人に変化すると、洋服やオモチャ、学校で作ってくる作品など「モノ」の量も予想以上に増えました。2人の生活から4人の生活に変化していく中で、設計段階でそこまで深く検討していなかった「ちょっとした部分」が、実際にとても使いやすく便利だったり、思い描いていた使い方とは違う使い方になったりしています。
また、私の母はある日を境に介護が必要な状態となり、病院から退院後、自宅での介護生活がスタートしました。要介護認定4の判定で、介護なしには日常生活を営むことが困難となる状態でした。下半身が全く動かない状態で車椅子の使用が中心となりました。そんな身体状況の中、退院後に自宅で生活するのですが、私が母を介護するにあたり、車椅子でも使いやすいと感じた部分や、もっとこうしておけば更に使いやすかったと思う部分がありました。
そんな私の経験を、『鈴木家のアイデア』、『誰にでもやさしい家のアイデア』としてご紹介したいと思います。

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想像していなかった玄関の使い方

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私の自宅は玄関を入ってすぐ階段ホールになっています。階段下はガランと空いたスペースにしており、設計段階ではゆとりある玄関ホールを考えていました。この玄関の階段下のスペースはゆとりを付けるために、あえて扉を付けて物入とはしなかったのですが、今は設計段階では想像していなかった使い方となりました。子供が産まれたばかりの頃は、ベビーカー置場となり、今は子供が少し成長したので2人の子供の自転車・三輪車置場となったのです。そして子供達が中学生・高校生になれば大人用の自転車を乗るはずなので、その時にはこの階段下に置けそうだなと考えることもあります。実は私自身、自転車に乗らないので、設計段階から自転車を置くということは考えていませんでした。しかし子供達の成長を見ていると、ベビーカーや三輪車、幼児用の自転車、大人用の自転車など、成長に合わせたものを置くスペースも設計段階から考えなくてはならないということに気付きました。しかし自転車置場として別にスペースを作る必要は無いと思います。玄関ポーチのひさしを大きく取るだけで、そのスペースに自転車を置くことだって出来るのですから。自転車を置くスペースまで設計段階から考慮する人は少ないと思います。でも家族でベビーカーや自転車、または趣味のバイクなどに乗られる場合、設計段階からそれらを置くスペースを考えてみましょう。

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吹抜けのすすめ

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私の自宅の吹抜けは、リビングが吹抜けになっていて、上階の洋室と一体になっています。この洋室は、現在はまだ子供が小さいので家族4人の寝室になっています。将来的に子供が大きくなってから、子供2人の部屋に模様替えをする予定です。このリビングの吹抜けは設計当初は単純にリビングを開放的に、天井は高い方がいいと思ってつけました。この私の単純な考えから付けた吹抜けですが、今となっては良い選択だったと思っています。吹抜けは空間を一体にし、家族の気配も自然と感じられるという事に気付いたからです。我が家の小さい子供達がリビングで本を読んだり、遊んでいる時、ちょっと上階の洋室(寝室)を掃除してこようと思った時に吹抜けを通して、子供達の様子を見ながら、声を聞きながら掃除が出来るのです。また将来的にこの洋室を子供2人の共有の部屋にする予定ですが、子供は成長と共にリビングよりも自分達の部屋で過ごすことが多くなってしまい、両親とのコミュニケーションが少なくなってしまうものです。しかし、この吹抜けを通して子供達の気配を感じたり、部屋に入らずに声を簡単にかけられることを想像すると、リビングに吹抜けを付けて良かったなと改めて思うのです。また、玄関ホールの吹抜けも開放的でおすすめです。特にお客様がいらした時に、玄関を入って窮屈な感じがなく、ゆったりとしています。吹抜けを検討中の皆さんに是非おすすめします。

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あっちにもこっちにも いっぺんに物干し!

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主婦になって、お天気が抜群に良い朝を迎えると、「どこかにお出掛けしたい」と思う前に、「さあ、お布団を干して、洗濯をしなくっちゃ」と思うようになりました。この感覚は主婦(主夫)ならではの感覚かもしれませんね。お天気が良い日に洗濯物がその日のうちに乾くと、なんだか嬉しい気分になります。また、夜寝る時間になって外に干したふかふかの布団にゴロンとした瞬間、本当に幸せな気分になります。毎日使う寝具を洗濯して干す時に家族全員の分を一気に干せたらいいなと思いませんか?私の自宅の物干しは、洗濯物を干すスペースが東西に1箇所ずつの計2箇所の他に、布団を干せる幅2.7mのバルコニーが3箇所あります。この3箇所のバルコニーのお陰で、我が家ではお天気が良い日に一気に布団を干せるようになっています。住宅の新築やリフォームの場合、設計段階から家族の人数による布団のボリュームを、実際のプランのバルコニーと確認するお客様は少ないのではないかと思います。プランに何となく「バルコニー」と明記されていると、なんとなく安心してそこまで深く考えることも無いと思います。しかし、せっかくの新築やリフォームですから、より便利にお布団も干せる様に設計段階から考えてみて下さい。あっちにもこっちにも、いっぺんに物干しバルコニーを!

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見えない物干しバルコニー!

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洗濯物を干すなら、誰でもやはり人目に付かない場所が良いと思いますね。中には洗濯物を見られても全然平気、気にしませんと言う方もいらっしゃるとは思いますが・・・。私の自宅の物干しバルコニーは道路側に1箇所、隣接するアパートの駐車場側に1箇所あります。どちらも木製のルーバーが設置されており、道路を歩く人やアパートの駐車場を行き来する人からは、ほとんど洗濯物が目に入らないようになっています。またどちらのバルコニーも屋根がかかっているため、多少の雨が降っても洗濯物が濡れません。斜めに降る強い雨の時には、さすがに濡れてしまいますが・・・。仕事をしている時、買い物をしている時、子供を迎えに行っている時、雨が降り出して「あー!洗濯物がー!」と慌ててしまう経験は誰でもあると思います。でも屋根付のバルコニーなら多少の雨なら安心です。また、洗濯物を室内で干すスペースがあるとより便利です。私は洗濯乾燥機は使わず、洗濯物は自然乾燥派なので、今となっては「物干しルーム」があっても良かったなと思っています。夫婦2人の生活の時には思っていませんでしたが、家族4人の生活になって着実に洗濯物の量が増えてしまったためです。住宅の新築やリフォームの場合、設計段階から人目を気にしない、便利な屋根付のバルコニーを計画してみてはいかがでしょうか。私の主婦目線からおすすめします!物干しルームもあればより便利ですね!

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臭いも人目も気にしないゴミ置場!

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私の自宅のLDKは2階にあります。そのため設計段階からゴミの置き場所をきちんと考えてきました。キッチン脇には小さな畳一帖程のベランダがあり、そのスペースが燃えるゴミ置場になっています。キッチン脇なので生ゴミもサッと捨てられます。そしてベランダはもちろん外部なので臭いは全く気になりません。特に我が家には小さな子供がいて、オムツも捨てなくてはならないので、臭いが気にならない点は本当に助かっています。そして周りからはベランダとしか見えないので人目も全く気になりません。

そして燃えないゴミの缶・瓶・ペットボトルは玄関脇の廊下が凹んだ部分にストックしています。燃えないゴミは溜まって来たら捨てるので、玄関近くでストックし、燃えないゴミの日にサッと玄関から出せるのは朝の忙しい時間帯にも便利です。このゴミ置場は家族が増えて、ゴミも増え始まってから「本当に便利だな~」と思いました。実際、燃えるゴミ・瓶・缶・プラスチック・ペットボトル、それぞれ分別すると、思っていた以上にスペースを取りますからね。住宅の新築やリフォームの場合、設計段階からゴミ置場を明確に考えるのがベストでしょう。臭いも人目も気にしないゴミ置場を、考えましょう!

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絶対便利です!LDKのミニ収納!

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私の自宅には、LDKのほぼ中央にミニ収納があります。大きさは幅90cm・奥行140cm、一帖も無く大人2人が立てる程の小さなスペースです。しかし!このミニ収納、本当に便利で使いやすいのです!LDKと洗面・WCで日常的に使用する様々な物を収納・ストックしています。LDKのほぼ中心に位置しているという点がポイントで、必要だなと思った時に、スッと取り出すことが出来ます。「あれ~?どこにしまったんだっけ~?」と別フロアの収納を探しに行くこともありません。そこで、このミニ収納に何を収納しているかと言いますと…。これだけの種類とボリュームをコンパクトに収納しているのです!

買い物カゴ/トイレットペーパー/ボックスティッシュ/子供のオムツ/プラスチックゴミ/ホットプレート/延長コード/カセットコンロ/土鍋/ポップコーンメーカー/流しそうめん器/回転寿司のオモチャ/かき氷器/お米ストック/乾麺ストック/ホームドリンク/梅干し/缶詰/アイスメーカー/掃除機

その種類、約20種類以上!たくさんの種類の物が収納されているのです!これだけ、たくさんの物をコンパクトなスペースに収納するのは大変です。住宅の新築やリフォームの場合、設計段階から造作の棚を付けることを考えるのがベストでしょう。絶対便利です!このLDKのミニ収納!住宅新築やリフォームをお考えの方に、ぜひこのLDKのミニ収納をおすすめします。

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